◆NHKの2025年度予算案が、1日午後の参院本会議で賛成多数で承認された。一方、国の予算成立に時間がかかったことで、3月末までに国会承認が得られなかったため、一時的に暫定予算での対応となった。NHKによると、暫定予算での対応は1980年度以来45年ぶり。(4月1日)
◆BSフジは1日、同局の報道番組「BS フジLIVE プライムニュース」(月~金・午後8時)キャスターの反町理氏の出演を当面見合わせることを発表した。同氏については元タレント・中居正広氏の女性トラブルを巡る同局の問題で調査にあたった第三者委員会が3月31日に公表した報告書内でハラスメント行為が認定されていた。(4月1日)
◆フジテレビの一連の問題をめぐり、業界団体の日本民間放送連盟(民放連)は2日、フジに厳重注意した。フジの再生に向けた取り組みの実施状況について、適切な時期に報告するよう求めた。(4月3日)
◆総務省は3日にもフジ・メディア・ホールディングス(HD)とフジテレビジョンを行政指導する方針だ。元タレントの中居正広氏と女性との間のトラブルを巡り、対応策を講じ再発防止を徹底するよう求める。 (4月3日)
◆放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は11日、中国出身の女性の街頭インタビューを不適切に編集し、放送した日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」に放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。(4月11日)
◆松竹は14日、2026年3月期の連結最終損益が20億円の黒字(前期は6億6400万円の赤字)になる見通しだと発表した。映画配給事業で、11月公開予定の山田洋次監督の最新作「TOKYOタクシー」などのヒットを見込む。前期に計上した、BS放送事業からの撤退費用もなくなる。 (4月14日)
◆NHKは22日、東京・渋谷の放送センター建て替え計画の変更を発表した。建設費のコスト増に対応するため、視聴者向けイベントなどを開く「公開棟」の建設を取りやめるなど、今後予定している工事の延べ床面積を三割縮小。完成時期は当初予定より約7年遅れ、2043年度となる見込み。(4月22日)
◆フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)は23日、社外取締役の選任を求める株主提案をした米投資ファンドのダルトン・インベストメンツ側から候補者1人を差し替えるとの書面を受け取ったと発表した。(4月23日)
◆日本民間放送連盟の次期会長にテレビ朝日ホールディングス(HD)の早河洋会長(81)が就く見通しとなった。民放連の会長推薦委員会が25日に早河氏を指名する予定で、5月22日に開く臨時総会後の理事会で正式に決定する。任期は2026年6月まで。(4月23日)