◆NHKは1日、建て替え中のNHK放送センター(東京都渋谷区)で、情報棟の建物が完成したと発表した。報道の拠点となる施設で、2026年の運用開始を目指す。建築資材や人件費の高騰で、建設費は当初予定していた600億円から57億円増となった。(11月1日)
◆日本民間放送連盟(民放連)は6日、今年の同連盟賞を発表した。テレビ部門のグランプリは信越放送「SBCスペシャル 78年目の和解~サンダカン死の行進・遺族の軌跡~」、準グランプリは日本テレビ放送網「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」だった。ラジオ部門のグランプリはラジオ沖縄「白線と青い海~早川さんと饒平名さんの730(ナナサンマル)~」、準グランプリは山梨放送「リスタート~ギャンブル依存症回復への道~」が選ばれた。(11月6日)
◆テレビ朝日で7月23日夜にマスター設備が故障し、CMの放送ができなかったり、BS朝日で番組の放送が中断したりした問題で、テレビ朝日は8日、原因を公表した。同局によると、設備内の記憶装置で誤作動が発生し、ネットワークに大量のデータが流れてサーバー全てが制御不能になったという。地表に降り注ぐ宇宙線が大気中の原子とぶつかって発生する「中性子線」が、記憶装置に衝突したことで誤作動が起きたと結論づけた。(11月9日)
◆NHKは20日、性的行為を強要したとする週刊誌報道を巡る訴えを取り下げたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんの番組起用に関し「現時点で放送する予定はなく、出演者の選定に当たっては番組内容や演出に合わせて適切な編集判断で総合的に判断する」との方針を示した。同日開かれた稲葉延雄会長の定例記者会見で、コンテンツ戦略局企画管理センター長が答えた。(11月20日)
◆NHKは19日、2024年度の中間決算を発表した。23年10月からの受信料値下げなどが影響し、事業収入は前年同期比382億円減の3083億円で、うち受信料収入は同402億円減の2958億円だった。いずれも中間期として5年連続の減少で、受信料収入の下げ幅は、中間決算の公表を始めた11年度以降で最大となった。 (11月20日)
◆日本テレビ系列基幹局の札幌テレビ放送(札幌市)、中京テレビ放送(名古屋市)、読売テレビ放送(大阪市)、福岡放送(福岡市)の4社は29日、2025年4月1日に認定放送持ち株会社「読売中京FSホールディングス(FYCS)」を設立し、経営統合すると発表した。4社は持ち株会社の下で新たな協力体制を構築して経営基盤を安定させ、日テレや系列各社とともに魅力的なコンテンツを作っていくとしている。(11月30日)