メディア日誌 2025年8月

◆博報堂は19日、韓国の大手エンターテインメント企業CJ ENMと合弁会社を立ち上げたと発表した。米アカデミー賞で作品賞を獲得した映画「パラサイト 半地下の家族」を手掛けたCJ ENMのノウハウを生かし、音楽分野でアーティストの育成やコンテンツ開発、生活者データに基づいたマーケティングなどを進める。(8月19日)


◆NHKが16、17日に放送した、戦時下の「総力戦研究所」を描いたドラマを巡り、所長の孫で元外交官の飯村豊さんが26日、東京都内で記者会見し「歴史がゆがめられ、祖父の人格を毀損するような描き方をされた」と抗議した。放送倫理・番組向上機構(BPO)へ申し立てる意向という。 (8月26日)


◆カシオ計算機は26日、バーチャルユーチューバー(Vチューバー)などライブ配信のスケジュールを確認できるウェブサービスを27日から始めると発表した。テレビの番組表のように複数人の配信スケジュールを表示して見逃しを防ぐ。 (8月26日)


◆2026年3月に開かれる野球の国・地域別対抗戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、動画配信大手Netflix(ネットフリックス)は26日、大会側と日本国内での独占配信契約を結んだと発表した。国内のテレビ局はWBCの放映権を得られず、地上波の放送ができない見通しとなった。(8月27日)


◆フジテレビの第三者委員会が元タレントの中居正広氏によるフジのアナウンサーだった女性への性暴力を3月末に認定した問題で、フジは28日、港浩一前社長と大多亮元専務に対し、計50億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴したと発表した。(8月29日)