メディア日誌 2019年9月

◆BS日テレは4K放送をスタートした。昨年12月に放送を開始した他局と合せ、民放キイ局系のBS5局がそろい踏みとなった。  (9月1日)


◆国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた問題で、企画展の実行委員会は都内で記者会見を行い、再開を求めた。  (9月2日)


◆TBSは、アスリートなどの優れたプレーを紹介する番組『消えた天才』で、実際よりも投球やドリブルのスピードが速く見えるよう、計4人の映像を加工していたと発表した。「番組の根幹をなす部分を加工することは絶対にあってはならない」として当面、番組を休止する。(9月5日)


◆新聞労連は、日本国内のメディアで韓国への差別的な言動や表現が相次いでいるとして「他国への憎悪や差別をあおる報道をやめよう」と呼びかける声明を発表した。  (9月6日)


◆NHKは、常時同時配信を含めたネット事業費について、上限を受信料収入の2.5%に抑制する現行規定を盛り込んだ実施基準案を発表した。 (9月10日)


◆TBSテレビは、バラエティー番組『クレイジージャーニー』(水曜夜)で、番組スタッフがロケの前に準備した生物を、実際にその場で発見して捕獲したかのように見せて放送していたと発表した。TBSは「やらせ」を謝罪し、調査が完了するまで番組を休止するとしている。(9月11日)


◆「あいちトリエンナーレ2019」企画展「表現の不自由展・その後」中止について、県の設置した検証委員会は、「条件が整い次第、速やかに再開すべきだ」などと求める中間報告を発表した。芸術祭実行委員会会長の大村知事は、これを受け「条件を整えた上で再開を目指したい」と述べた。   (9月25日)


◆かんぽ生命保険の不適切販売を報じた昨年4月のNHK番組を巡り、NHK経営委員会が、日本郵政グループからの申し入れを受け、上田良一NHK会長を厳重注意していたことがわかった。NHKは当初予定していた続編の放送を見送っており、郵政側の抗議が影響した可能性がある。       (9月26日)


◆日本郵政グループから抗議を受けてNHK経営委員会が、上田良一会長に厳重注意をした問題で、日本郵政の鈴木康雄・上級副社長(元総務省事務次官)が、経営委宛に対応を感謝する文書を送っていたことがわかった。(9月29日)