メディア日誌 2021年1月

◆日本テレビは、2020年の年間視聴率(2019年12月30日~21年1月3日、ビデオリサーチ調べ、関東地区)で全日かせ8.5%、ゴールデンタイムが11.7%と、2部門で在京民放5社のトップとなったと発表した。一方プライムタイムはテレビ朝日が11.4%でトップに立った。19年まで日本テレビが6年連続で視聴率の「三冠王」だった。(1月4日)


◆大晦日に放送され、史上初の無観客開催となった第71回NHK紅白歌合戦でヤマ場の第2部(午後9時から2時間45分)の関東地区平均視聴率が40.3%だったことがビデオリサーチの調べで分かった。2部制となった1989年以降で最低だった前年の37.3%を33.0ポイント上回り、全国的に上昇した。(1月3日)


◆総務省は、NHKのインターネット活用事業費の上限を年間200億円に変更する案を認可したと発表した。(1月12日)


◆フジテレビ系で放送されている朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』が3月26日の放送を最後に終了する。と同局が発表した。(1月13日)


◆NHKは2021~23年度の中期経営計画を正式発表した。23年度中に、現在の受信料収入(約7000億円規模)の1割相当の値下げに踏み切ることが柱だ。NHKは昨年8月に公表した計画案で、受信料は据え置く方針を明記していたが、潤沢な受信料収入に支えられたNHKの事業肥大化が続くことに対し、民間放送などから批判があり、方針を転換した。(1月13日)


◆フジテレビと産経新聞社は、電話による合同世論調査を、今月下旬に再開すると発表した。昨年6月、電話していない架空の回答を記入するなど不正が発覚し、調査を中止していた。(1月15日)


◆放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、フジテレビ系のバラエティー番組『超逆境クイズバトル!!99人の壁』が回答県のないエキストラを出演させていた問題で、「放送倫理違反があった」との意見書を公表した。(1月18日)


◆NHK経営委員会は、2月末で委員の任期が切れる森下俊三委員長(75)を続投させる方針で検討に入った。(1月21日)


◆NHKが50~56歳の職員を対象に早期退職者を募集し、管理職を約3割減らす人事制度改革を行なうことが分かった。(1月29日)