メディア日誌 2020年9月

◆テレビ朝日の報道番組『スーパーJチャンネル』で取材対象者がディレクターの知人だった問題について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、放送理倫理違反があったとする意見書を公表した。(9月2日)


◆事業規模を抑制する方針を盛り込んだNHKの次期経営計画案(2021~23年度)に対し、日本新聞協会は「費用削減自体は評価できるが、抜本的改革に踏み込んでいるとは言えない」などとする意見を発表した。(9月2日)


◆NHKは、NHKが民業を圧迫しているという事例があった場合の通報を受けつける「『民業圧迫』ホットライン」を開設したと発表した。電話やメールシステムなどから通報できる。(9月10日)


◆NHKは、インターネット業務の実施基準について、ネット業務費を受信料収入の2.5%以内としてきた上限を、来年度から撤廃する改定案を発表した。 (9月15日)


◆フジテレビ番組の『テラスハウス』に出演していた木村花さんが亡くなった問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は、同番組の「過剰な演出」などで人権を侵害されたとする母親の響子さんからの申し立てについて、審理入りを決めたと発表した。(9月16日)


◆日本テレビは、「同時配信」の試行的サービスを10月3日午後7時から開始すると発表した。(9月16日)


◆日本民間放送連盟の大久保好男会長は定例記者会見で、NHKがインターネット事業費の上限について規定を撤廃する方針を示したことに対し、「同委はできない。受信料を放送以外へ使うことには一定の制約があるのは当然」と批判した。(9月17日)


◆NHK広島放送局がツイッターで展開している「1945ひろしまタイムライン」で「朝鮮人」を巡る記述が差別的だと批判を受けている問題で、在日本大韓民国民団などは、「投稿は民族差別を扇動する」として広島法務局に人権救済を申し立てた。(9月23日)


◆27日夜に最終回が放送されたTBS系日曜劇場『半沢直樹』の番組平均世帯視聴率が関東地区で32.7%だったとビデオリサーチが発表した。(9月28日)


◆菅内閣は、共同通信社の論説副委員長だった柿崎明二氏(59)を首相補佐官に起用する人事を閣議決定した。政策の「評価・検証」を担当する。(9月29日)