メディア日誌 2018年9月

◆自民党が7日告示・20日投開票の総裁選をめぐり、「公平・公正」な報道を求める文書を新聞・通信各社に出した。専門家からは表現規制につながることを懸念する声などが出ている。(9月4日)

◆NHKの上田良一会長は総務省の有識者会議が、NHKが放送と同時にインターネットで常時配信する上での課題の一つとする、民放など他事業者との協力について、在京民放5社と協調のあり方などを意見交換していくことを明らかにした。(9月6日)

◆ビデオリサーチ社は8月度の「首都圏ラジオ調査」の結果を発表した。これによると1週間に5分以上ラジオを聞いた人は55.3%。平均聴取率(1週間累積)は12.8時間で1日あたり2時間近くになる。(9月8日)

◆自民党総裁選について、同党総裁選挙管理委員会が都道府県連の幹事長らに対し、報道機関によるアンケートへの対応を自粛するよう求める文書を出していた。文書を理由に取材を拒否されるケースも出ている。(9月13日)

◆改憲手続きを定める国民投票の見直し論議を巡り、日本民間放送連盟は、「国民投票運動」のCMについて、量的な自主規制はしない方針を決めた。(9月20日)

◆NHKがビジネスホテルチェーン大手「東横イン」に客室ごとの受信料支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は、約19億2000万円の支払いを命じた一審を支持した上で、新たにホテル1ヵ所についても受信契約締結と約560万円の支払いを命じた。(9月20日)

◆北海道地震で大きな被害が出た厚真町と、むかわ町で、臨時災害FM局が相次いで開局した。(9月21日)

◆NHKと日本テレビは、22日、テレビ放送開始六五周年を迎えたことを記念した「NHK×日テレ コラボデー」を実施する。(9月21日)

◆日本テレビ系列の宮城テレビ放送など五局で、バラエティー番組「上沼・高田のクギズケ!」の映像と音声が午前11時40分の放送開始から一五分以上にわたって、正常に流れなくなるトラブルが発生した。(9月23日)

◆約60年間続いてきた東京タワーからのテレビ放送が終わる。東京スカイツリーの開業後も東京タワーから電波を送ってきた放送大学が地上波放送から衛星放送に完全移行するため。ラジオ放送の電波送信は続ける。(9月30日)