メディア日誌 2016年6月

◆茨城放送は、同社の子会社IBSから中波とワイドFMの放送局免許を承継した。両社の合併に伴うもので、同日付で総務省から許可を受けた。(6月1日)

◆第53回ギャラクシー賞のテレビ部門大賞は、報ステで今年3月に放送された二つの特集「ノーベル賞経済学者が見た日本」と「独ワイマール憲法の“教訓”」。また、NHK「クローズアップ現代」で長くキャスターを務めた国谷裕子氏がテレビ部門特別賞に輝いた。(6月2日)

◆NHKは15年度末の受信料の世帯支払率(推計値)を公表した。都道府県別の公表を始めた11年度末から5年連続で全都道府県で支払率が向上したが、最低の沖縄県48.4%と、最高の秋田県の97.6%は、なお、2倍以上の開きがある。全国平均は前年度比1.0ポイント増の76.6%だった。 (6月3日)

◆TBSラジオは、番組の一部やオリジナルの音声コンテンツをインターネットでストリーミング配信する「TBSラジオクラウド」を始めた。放送済みの番組などが随時アップロードされ、インターネット環境にあれば無料で一定期間聴取できる。(6月6日)

◆インターネットラジオの無料配信サービス「リッスンラジオ」に音楽番組を配信したことを問題視され、日本レコード協会(レコ協)から音楽CDの使用許可打ち切りを予告された全国のコミュニティーFM29局がレコ協に使用継続を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、各局の訴えを棄却した。契約違反とするレコ協側の主張を認めた。(6月9日)

◆日本民間放送連盟は定時総会で、井上弘会長(TBSテレビ名誉会長)の続投を正式に決定した。任期は2年。(6月10日)

◆NHKの浜田健一郎委員長は、任期満了により、19日に退任となる。新体制は28日以降の経営委で委員の互選で決まる。(6月19日)

◆マスメディア集中排除原則と、放送法施行規則が一部改正され、施行された。BSと110度CSの「衛星機関放送」による4K・8K実用放送のソフト業務に関する制度整備で、衛星機関放送における同原則を緩和した。(6月22日)

◆NHK経営委員会は、新委員4人を迎えた初会合を開き、前委員長の浜田健一郎・ANA総合研究所会長(68)の後任に、石原進・JR九州相談役(71)を全会一致で決め同日付で就任した。(6月28日)