ごあいさつ

日本民間放送労働組合連合会
中央執行委員長

髙木 盛正 
Takagi Morimasa

 
 みなさん、初めまして、この度、新執行委員長を拝命いたしました、髙木です。私が、組合のお仕事に携わってから、約20年の歳月が過ぎていきました。その間、放送業界も色々とありましたが、基本的には順風満帆に過ぎていった数十年だったと思います。私たち組合も、何度か給料がさがったり、労働条件が変化したり、の大変な時期はありましたが、巨大な危機はなく、柔らかく過ぎていったような気がします。  
 昨年、広告業界初めて、ネット全般の総広告費がテレビの広告費を上回りました。今年度から、もちろんコロナの影響もありますが、テレビ局全体の収入、利益は、かつてないほどに減少すると思います。これは一過性のことではなく、これから始まる大変動の兆しであると私は感じています。  
 来年からは、人件費や制作費、またネットワークにかかる費用の見直しも始まるでしょうし、ローカル局の再編も予想できることだと思います。  
 そんな時代に対応するためには、組合も、今までと同じタクティクスではなく、さらに強く、賢く、しなやかになっていく必要があります。実効性のある戦略を持って、自らの労働条件(賃金も含む)を守るために会社と対峙してく必要があるでしょう。さらに、会社の経営方針に対しても、若い社員の意見が反映できるような協議が出来るようにならなくてはいけないと思います。  
 会社とは、様々な案件に対し是々非々で対応をして、共に放送業界を発展させていくという目標の元、無駄な争いはせずに労使協調を基本として対話を重ねていく考えです。  
 私は、思想的には右寄りでも左寄りでもありません、あるのは、徹底的な現実主義だけです。思想的、政治的な主張は控え、今を見据えて、テレビ、ラジオ業界で働く人々のために仕事をしていく所存です。精一杯、頑張りますので、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくおねがいいたします。

2020/7/25