メディア日誌 2016年10月

◆TBSテレビは定額制の動画配信事業に参入する。月額900円(税別)で、人気のドラマやバラエティーを中心に約3300話が見放題になる。(10月3日)

◆NHKの籾井勝人会長は定例会見で「収入に余りが出たら、みなさまにお返しするのが当然。一番分かりやすいのは受信料でお返しすること」と話し、受信料値下げを検討していることを明らかにした。(10月6日)

◆民放在京5社は、共同運営する見逃し番組配信サービス「TVer」が1年を迎えるのを機に、参加放送局を増やすなどサービスを拡充する。9月まで約80番組だった提供番組は10月から約100番組になる。(10月7日)
◆2020年秋に着工する東京・渋谷のNHK新放送センターの建設費を約1700億円とする基本計画が公表された。建設積み立て資産は今年度内にほぼ同額が積み上がる見込みで、NHKは資金的なめどは付いたとしているが、費用が膨らむ可能性は残されている。(10月14日)

◆放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、今夏の参院選と都知事選のテレビ報道全般について審議入りすることを決めた。報道が「委縮している」などの指摘があることから、公正・公平の意味などついて考え方を示す。(10月14日)

◆4K・8KのBS実用放送の認定申請をしたのは計10事業者と総務省が発表した。NHKは4Kと8Kで各一チャンネル、在京キー局系列のBS5社とWOWOWなどが4Kに申請した。実用放送は18年中に始まる予定。(10月19日)

◆総務省は、テレビ番組をインターネットで同時に配信する「ネット同時配信」を2019年にも全面解禁する方針を固めた。NHKのネット同時配信を制限している放送法を改正し、民放にも参入を促す。(10月19日)

◆ 放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会は今月9日に放送されたTBS系のバラエティー番組『オール芸人お笑い謝肉祭16秋』について、25日付で審議対象にすると決めた。(10月27日)

◆テレビ朝日の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』は、27日の番組内で、慶応大学の学生団体「広告学研究会」に所属する男子学生が書誌学性に暴行した疑いがある問題を巡り、20日に放送した内容について「女性に対する配慮に欠けるものでした」などと謝罪した。(10月28日)